前書き
こんばんは、ゆめーはです。現在、新拡張実装の5日前。明らかに出遅れていますが事前評価の記事を書いていこうと思います。
今回の拡張はハースストーン10周年を記念して今までの歴史の中で象徴的だったカードのリメイクが多数収録されており、個人的にはとても懐かしく、歴戦の勇姿たちをまた使えるのがとても楽しみです。
やっぱり不快です。早くサ終してくれ。
評価
おもちゃの海賊船
★★★☆☆
「アグロ系種族にこんなん渡して良いんだ」というのがパッと見の感想です。
書いてることは凄く強いですが、海賊で横展開が得意な《海賊パッチーズ》も《パラシュート・パイレート》も《ブラッドセイルのスカイ賊》も《ジョリー・ロジャー》も、展開をしつつ盤面に触れる《景品横取り野郎》も《フィレファイター》も全てスタン落ちしているのが気にかかります。一応、同拡張の《バーゲン品バッカニーア》と相性が良いですが、あちらが単体でも使い勝手が良さそうなことを加味するに、このカードを噛ませてまで2枚コンボするほどのリターンがあるのかは分かりません。
層が厚くなれば壊れるポテンシャルを持つカードなのでミニセットや今年度の拡張に期待。
アザミ茶セット
★★☆☆☆
カード単体の性能はそこまで悪くないのですが、今拡張ではあまり【泥棒ローグ】が推されていないので活躍の機会はそれほど多くないように感じます。バッドランド環境では泥棒シナジーを採用した【発掘ローグ】も結果を残していましたが《スコージの幻術師》のスタン落ちが痛手となり、以前よりも結果を残し辛くなるのではないかと考えています。
ただ、今年度のコアセットに《亡霊カトラス》が含まれていることを加味すると、今年度中に泥棒シナジーが再プッシュされる可能性があるため、その時に本領発揮するかもしれません。
バーゲン品バッカニーア
★★★★★
単体スペックが高く種族持ちで強いのでなんも書くことないです。
お宝掘り出しキット
★★★★★
ドローのテンポロスを《コイン》で埋め合わせのできるドローソース。積極的に《コイン》獲得を狙える海賊デッキのみならず、《釣りバカフィッシン》や《影渡りの扉》、《幽影の一閃》がスタン落ちしてしまったドローを回すタイプのローグデッキでも穴埋めとして活躍が見込めます。上記の1マナ1ドローと比較すると副次効果が薄いのがたまに傷ですが、コンボの起点となるのは嬉しい点です。
また、ドロー対象がミニオンに限定されているので何かしらコアミニオンを引ければコンボが成立するデッキでも重宝しそうですね。
クリスタルコーブ
★☆☆☆☆
このカードの弱点は2つあります。
1つ目はローグには急襲ミニオンが少ないのでミニオンを4/4に補正したとしても盤面に干渉し辛い点。
2つ目はローグはテンポを取って有利を伸ばすことは得意ですが、盤面を取り返し不利を覆すのが苦手なので、このカードを置く3ターン目のテンポを取り返すのが難しい点。
4ターン目に《水大砲》を装備して武器で盤面干渉しつつ4/4海賊を展開するコンボは強力ですが、上記2点を考慮するとそこまで評価は高くならないと思います。
砂箱の悪党
★★★★★
本体はコンボの起点として、ミニはマナチートとして使用できて無駄がありません。このカード自身がコンボでないので先にカードを使用する必要がないのも使いやすくて評価できます。
特に《ソニア・ウォーターダンサー》と相性が良く、ミニを複製して更なるマナチートを獲得できるほか、《砂箱の悪党》の効果で1マナになった《ソニア》を使用することで0マナの《ソニア》のコピーが手札に加わります。本当か?
水大砲
★★★☆☆
武器そのもののスタッツは良い感じです。撃ち出される海賊はスタッツが低く攻撃先がランダムなのでこちらはオマケと考えるのが良さそうです。効果を活かしたいなら何かしらのバフが前提となるでしょう。
3t《クリスタル・コーブ》4t《水大砲》のムーブは強いですが3ターン目のカード2枚コンボは手札の要求値が高そうです。
いや、前期のウォーロックは3t《意志の鍛冶場》4t《ゴミ処理係》のムーブを当たり前のようにしてのけたので意外と引けるかもしれません。
売り尽くしセール!
★★☆☆☆
いくらローグと言えど普通のデッキで1ターンに7枚8枚ドローするのは難しいので《プレイハウスの巨人》+《ブレイクダンス》のコンボに特化したデッキのみで使用されそうです。
大量ドローコンボがどのターンに決まるのかは分かりませんが、7ターン目や8ターン目にコンボを決めて4マナミニオンを並べたところで、インフレの進んだ現在ではあっさり除去を食らってしまいそうな雰囲気があるので評価は低めです。
何かしらの早期ドローコンボが確立されたら評価は上がってくるでしょう。
ソニア・ウォーターダンサー
★★★★★
多分ダメ寄りのカードです。単純に1コストウィニーやミニをコピーできるだけでなく、コストが増減して1コストになったカードもコピーするので《影隠れ》を経由した《ヴェラロック・ウィンドブレード》も《アゼライトのサソリ》で手札に加わる1コスト呪文もコピーします。ダメそう。
このミニオンが1マナでプレイされたら自身の0マナのコピーが手札に追加されるらしいです。なんで?
こいつぁいけませんぜhttps://t.co/6nBVKCYDi3 pic.twitter.com/k32xyBNreh
— ゆめーは🍔 (@yumeha_gbf) 2024年3月15日
余談ですが「なんで《ヴァリーラの贈り物》の中身にローグの象徴的なカードである《影隠れ》と《段取り》が入ってないんだ!」と文句を言っていましたがこのカードを見て納得しました。そりゃダメだわ。
万引き船長金ひげ
★★☆☆☆
コピーを召喚して突撃させる効果は魅力的です。ただし本体が6マナと重いので楽しいことにはならなそうです。
また、突撃先がランダムなことからゲームエンド級のダメージを作るのではなく有利を伸ばすカードという印象を受けます。もし、それが正しければ《金ひげ》を召喚するまでは盤面を取り続けた方が望ましく、相性の良い《バーゲン品バッカニーア》や《悪辣なる海賊》をはじめとした軽量海賊は序盤〜中盤にテンポを取るために使い切っている可能性があります。結果、このミニオンから突撃させる海賊がなく、勝敗に関与しないことも考えられるので評価は高くありません。
総評
海賊が推されてるけど強い海賊が軒並みスタン落ち!おバカ!
ジョリロ運び屋ハカジキフックタスクを返して!
ソニアは強そうなのでシグネチャーをください。