睨視者

好きなゲームはドラゴンクエストライバルズです

バッドランドの決斗のローグカードの事前評価をする人

前書き

こんにちは、ゆめーはです。

最近ハースストーン熱が熱いので久しぶりにカードの事前評価をしていこうと思います。

評価は★1つ〜★5つの5段階で、基本的にスタンダード基準で付けていきます。

評価

ブラッドロック社のシャベル

★★★★☆

コンボを組んでこそ真価を発揮するローグにとって《ブラッドロック社のシャベル》は痒いところに手が届くカードになります。かつてのファイアフライのようなイメージですね。もしかしたら発掘ローグ以外でもコンボを主軸に置いたデッキで見かけるかもしれません。もっとも、レジェンドフェスで提案されたコンボローグを環境はおろか、ファンデッキでも見ることはありませんでしたが…。

また、手札に加わる宝物は1枚目は1マナ、2枚目は2マナと決まっているので武器を割った後のプランを決めやすいのも強いポイントになります。

総じてローグというクラスと非常に相性の良いカードと評します。

ホールドアップ

★★★★☆

この手の泥棒カードは対象のプール内のカードがどれだけ強いかによって評価が分かれます。《ホールドアップ》はキーワード"早撃ち"を持っているカード全てが対象になりますが、それらのカードは全て最新拡張のカードです。基本的にカードゲームは新しいカードは強いので《ホールドアップ》は強いカードプールから1枚発見する効果と見て良さそうです。つまるところ強いです。

欠点としては1ターン目は少し使うのを渋りたくなる点でしょうか。まぁ、そんなものは

777

★★☆☆☆

ドロー枚数が極端過ぎるので採用したいデッキが少なそうです。

大量ドローが必要なデッキであればこのカードにたどり着くまでに手札が尽きてしまう可能性が高く、《ギアチェンジ》という低マナで優秀なドローソースも存在します。逆にほどほどのドローが欲しいデッキなら《777》では手札が焼ける可能性があるのでドローソースは《逃げ足》で十分でしょう。

《スウィフトスケイルのトリックスターと組み合わせて4/2/2雄叫び:7点7ドローは少し強そうな雰囲気がありますがスタンダードでの賞味期限は4ヶ月くらいです。

勝負師

★★★☆☆

コイン生成効果を持つバニラスタッツミニオンなのでテンポロスを起こし辛いです。5年くらい前(マジ?)のミラクルローグの《墓荒らし》のように使えそうです。

ご存知の通り、コンボを軸に置いているローグでのコインのバリューは他クラスと比較してかなり高いので自ずとこのミニオンの評価も高くなるでしょう。

競合相手は超電磁持ちの《カッパーテイルの間者》でしょうか。あちらはメカ軸で雪だるま式に相手と大きなアドバンテージ差を付けられますがこちらはデッキの自由度とスタッツで勝っています。

コインは《願いの泉》に投げ入れるも良いですが、特に捻りを入れずに《アズシャラ女王》を早出しするのも無難に強いような気がします。

豆隠し

★☆☆☆☆

《強盗》と大差ないです。レア/エピック/レジェンドを手札に加えるだったら少し違ったかもしれないです。

骨董品暴投マン

★★★★☆

テンポを取るために生まれてきたミニオン

ハースストーンもインフレが進みましたがミニオンを展開しつつ確定除去を打てる(しかもコンボ要らず!)のはいつの時代も偉いです。

本体の効果は文句なしに強力ですが、前提条件の発掘2回が少し気になります。条件達成は容易ですが発掘ローグが強いビジョンがあまり見えないので少し評価は下げておきます。

ダーツ投げ

★★★☆☆

おそらく2本を1体に当ててコインを得るのがメインの使い方になると思います。

《段取り》で0マナにして1体を対象に使い《段取り》+《鋸歯の骨針》のような疑似的なマナチートとしても使用できるのは面白そうです。

盤面に触りつつコイン生成は強いですが、やはりネックとなるのは効果が相手の展開依存という点。この不安定さを鑑みるとあまり高い評価をしたくないですが、コインのリターンは大きいので±0くらいの評価になりました。

願いの泉

★★★☆☆

レスカを引いて相手をキレさせ、アイソアを引いて自分がキレるカードです。

実装タイミングの都合がよく、ちょうど超大型ミニオンとタイタンがスタンダードに存在するので大当たりを引ける確率が比較的高めに感じます。ただ、割りの良い博打だとしても発見ではない都合上どうしても強く運が絡んでしまうカードなので評価はそこまで高くありません。

ところでこのカードはシグネチャーレア実装が決まってますが、シグネチャーレアが存在するレジェンドミニオンを引いた場合はシグネチャーレアで生成されるんですかね。分かりません。

欺き手ヴェラロック | Velarok the Deceiver

ヴェラロック・ウィンドブレード

★★☆☆☆

他のクラスカードを使用するカウントが、このカードが手札に存在する時にしか進行しないあたりが平成のカード感を想起させ、年度末のカードにしては変身条件が厳しいという印象を受けます。

ただ、変身条件が厳しいだけあって変身後は3/3/6突撃+発見とスペックが高く、《影隠れ》ブレイクダンスと組み合わせることで泥棒シナジーを大きく支援してくれます。

しかし、ローグは取られたテンポを取り返すよりもテンポを取り続ける方が得意なヒーローなので、変身するために他クラスのカードを使用する際して相手に渡した盤面を変身後ヴェラロックだけで取り返せるのかは少し不安が残ります。その点を加味して微妙な評価になります。

ドリリー・ザ・キッド

★★★★☆

雄叫びと断末魔で発掘が出来るので最低2回の発掘が約束されます。また、早撃ちでも発掘できるので序盤は早撃ちは諦めてテンポで2回発掘、中盤以降はバウンスカードで戻して出して早撃ち使って4回発掘と状況に合わせてバリューの出し方を変えられるのはとても強いです。

冴えた発掘カードとして輝くほか、様々なシナジーに噛み合っているのもこのカードの魅力的な点です。

まず種族がメカ。《ピットイン》でサーチ可能で超電磁シナジーも利用できるのでメカデッキとの混成も考えられます。

そして断末魔。《スコージの幻術士》の断末魔でデッキからコピーを手札に加えて早撃ちを即発動できるので断末魔シナジーの出張採用も視野に入るかもしれません。

総じて単体の発掘カードとしての性能はトップクラスに高いのですが発掘先の《アゼライトのサソリ》が弱そうなのでやや評価は落ちます。

アゼライトのサソリ

★☆☆☆☆

0マナ条件の8回発掘が重過ぎます。仮に8発掘をしてもその手間に見合った強さがあるかは完全に運任せで安定性が薄いです。そもそも4発掘では他クラスの4発掘ミニオンと同じ土俵に立てていないよう感じます。

汎用性の低さも課題点のひとつで、効果が単体完結とは言い難いため、このカード(発掘シナジー)を軸にデッキを組む際は空いたスロットへ泥棒シナジーの採用が強く推奨されるでしょう。《アゼライトのネズミ》《アゼライトのタカ》のような様々なデッキとの組み合わせを想定できる採用幅の広いカードではないのは残念です。

予想まとめ

発掘シナジーは質の良い発掘カードを貰いましたが、終着点の《アゼライトのサソリ》が弱いです。《ドリリー・ザ・キッド》がレジェンドの都合上、発掘カードが他のクラスよりも少ないため、運用する難易度が高そうです。

コインシナジーはコインを生成するカードが使いやすいのでしっかりと機能すると思います。昨年コアカードにあった(気がする)《墓荒らし》がいないのが残念です。

泥棒シナジーは発掘シナジーやコインシナジーをベースに組むか既存のジャックポットローグに《777》を入れるかになりそうです。どちらにせよ今までより良い状況になりそうです。

後書き

私の事前評価はどうだったでしょうか。ここまで読んで頂いた皆さんと同じでしたか?はたまた真逆のことを書いてましたか?

ハースストーンが一番楽しい瞬間はこの新拡張前の事前評価をテキト〜にしたりボケ〜っと読んだりしている瞬間なのでぜひ皆さんも評価してみてください。その評価が合ってても間違えてても問題ありません。MTなど大型大会で活躍するプロも評価は間違えるものなので怖がらずにやりましょう。

ではこの辺で私は新拡張までの繋ぎとしてプレイしているウォークラフトランブルの世界に戻ります。じゃ。